ゼニカルの副作用と対処法

ゼニカルには副作用があります。服用して副作用が出た場合どう対処すればいいのか?副作用の知識があれば安心してゼニカルを使うことができます。ここではゼニカルの副作用について紹介しています。

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ゼニカルの副作用は脂肪便や下痢

ゼニカルを飲むと便と一緒に油が排出される

「痩せたいけどつらい運動や食事制限はあまりしたくない……」という人は多いのではないでしょうか。効率よくダイエットしたい人におすすめなのがゼニカルという薬です。

ダイエット用の薬には様々な種類がありますが、中でもゼニカルは効果が高く、口コミでも人気があります。

ゼニカルの副作用は、軽度のものがほとんどで、重い副作用が起こることはまれです。依存症のリスクもないため、安心して使えます。

ただし、安全に使うためには、正しい用法と用量を守ることが大切です。

ゼニカルの副作用で多いのは便に関するトラブルです。ゼニカルを飲むと、便と一緒に、食事中の油が排出されます。人によっては下痢のような症状が出る場合もあるので、使用するタイミングには注意しましょう。

ちなみに、ゼニカルに腸内環境を改善する作用はありません。便秘の人がゼニカルを飲んでも、油だけが排出されます。排便が促進されることはありません。

飲み始めてから3ヶ月は排便関係の症状に注意する

ゼニカルはリパーゼという酵素の働きを阻害し、脂肪の吸収をおよそ30%カットできます。脂肪の多い食事が原因で肥満になっている人に最適な薬です。

吸収されなかった脂肪分は、脂肪便として排出されます。ゼニカルを飲んで24時間から48時間以内に、食事で摂取した脂肪が便と一緒に排出されます。

脂肪便の色は黒や茶色で、このようなものが肛門から出てくると驚いてしまうかもしれません。しかし、脂肪便が出るということは、ゼニカルの効果が出ているという証拠です。

脂肪便の油が下着につかないよう、ナプキンを利用するのもよいでしょう。

ゼニカルを飲み始めて3ヶ月以内は、排便に関する症状が多くなります。具体的な症状は、便意切迫や放屁、下痢、軟便、便失禁などが挙げられます。

このような副作用は1週間程度で治まることもあれば、数ヶ月続くこともあります。

あまりに症状がひどい場合、ゼニカルの服用をいちど中断し、医師に相談しましょう。

ゼニカルの服用で胆石症のリスクが高まるが発症はまれ

実際に報告されているゼニカルの副作用で、特に多いのは腹痛です。

ゼニカルは、脂肪の吸収を阻害する際に、腸を刺激します。これがお腹の違和感や痛みに繋がるのです。また、軟便や下痢の症状も比較的多い副作用です。

また、ゼニカルの使用中は胆石症のリスクが上昇します。ゼニカルの使用中に吐き気や嘔吐、腹痛が起こった場合、ゼニカルの副作用でなく、胆石症の症状である可能性もあります。

胆石症は、ダイエットをすると発症リスクが高まる病気です。通常のダイエットの場合、胆石症の発症率はおよそ2%未満です。ゼニカルを服用した場合、発症率が3%に上昇します。

元の発症率が低いため、過度に心配する必要はありません。ただし、そういうリスクもあるということは把握しておきましょう。胆石症の発症リスクが高いと感じる人は、ゼニカルの服用は控えましょう。

総合的に見れば、ゼニカルは安全性に優れた薬です。大抵の副作用は、下痢程度の症状に留まります。

ゼニカルを飲むと肺がんになるというデータはない

ゼニカルを飲むと、副作用で肺がんになるという噂があります。

ゼニカルの服用による副作用として科学的に認められているのは、下痢や軟便、ビタミン摂取量の減少です。これらの副作用は、全てパッケージに記載されています。

また、重い副作用として、肝機能障害や腎機能障害が挙げられますが、これらの症状が起こるケースは限定的で、非常にまれです。ゼニカルの服用によって、肺がんになったというデータは存在しません。

アメリカの研究所で、ゼニカルを服用すると肺がんのリスクが高まるという発表がありました。しかし、ゼニカルと肺がんの関係性について、科学的に証明されたわけではありません。研究所の発表のあと、ゼニカルの販売が一時中止となりましたが、現在では再開されています。

前述の通り、ゼニカルを使うとまれに肝機能や腎機能の障害がみられる場合があります。消化器に病気を抱えている人や、胆石症や肝臓病、腎臓病を患っている人は注意しましょう。

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